はっとり皮膚科医院 Hattori dermatology clinic

院長ブログ

日常の業務や医療についてなど、思いついた雑多なことなどを書き綴ります。

じんましん治療の新展開

つい最近じんましんについてブログで書いたと思ったら、それから1年半も経っていました。

月日の過ぎるのは速いものです。

じんましんについて興味のある方はまず、2016年2月〜4月のブログをお読みください!

 

そこでも触れているように、じんましんの治療の基本は抗アレルギー薬(抗ヒスタミン薬)をしっかり飲むことです。

抗ヒスタミン薬の性質や新薬についても、2017年7月〜8月のブログで触れました。

特に頻度が高い、特発性慢性じんましんについては、落ち着いた後もある程度、抗ヒスタミン薬を継続する必要があります。

 

最近、当院の慢性じんましん患者さんについて統計をとる機会がありました。

その結果、9割近くの方は、1種類の抗ヒスタミン薬を飲んでいるだけで症状が落ち着いていることが分かりました。

1種類の抗ヒスタミン薬で効果が不十分な場合にも、抗ヒスタミン薬の量を増やしたり、他の抗ヒスタミン薬を追加したりすることで、最終的にコントロールできている方がほとんどでした。

既存の薬剤もなかなか良いので、症状がなかなか引かない場合にも、まずは辛抱強く治療を続けていくことが大切です。

 

しかしそれでも大変な場合に使用できる、新しい薬剤が登場しました。

それが抗IgE抗体製剤「ゾレア」です。

皮下に注射する薬剤で、これまでに県内でも数例で使用されており、より高い効果を発揮しています。

新しい治療選択肢が増えたことはとても嬉しいことで、じんましん治療が新しい局面を迎えたことになります。

ただこの薬にもいくつか問題点はあります。

使用できる施設が限られること(当院では使用できません)、高価であること、根本的治療ではないこと、いつまで使用するか(中止できるか)決まっていないこと、など。

新しい治療選択肢を上手に活かすためにも、じんましんでお困りの方は是非皮膚科でご相談いただきたいと思います。

 

追伸

ジャパンカップ、観戦してきました。

お馬さんではなく、サイクルロードレースです。

宇都宮で開催される、国内最高峰の自転車ロードレースで、海外からの有力選手も参加します。

ツールドフランスで負傷していたリッチー・ポート選手が復活!

カッコイイ自転車もたくさん見れました!

間近で見るレースは迫力満点、大満足でした!

ただ台風上陸直前で、大雨。

選手も凄いですが、観戦に来た人々の熱意も見事でした。

会場まで100kmくらいの距離なので、今年は断念しましたが、来年は自転車で観戦に行きたいと思ってます!

 

 

 

 

 

 

 

 

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