はっとり皮膚科医院 Hattori dermatology clinic

院長ブログ

日常の業務や医療についてなど、思いついた雑多なことなどを書き綴ります。

「水虫かな?」と思ったら

まだ暑い日が続きますが、8月ももう後半です。

一般的に皮膚科は夏の方が混み合うことが多いので、1日1日があっという間に過ぎていきます。

そんな夏に多い疾患は「虫さされ」、「とびひ」、「あせも」などですが、「水虫」もそのひとつです。

ちょうど「水虫」についての講演をする機会をいただいて、頭の中のけっこうな部分をみずむしが占めてます。

なので、今日は「水虫」について書こうと思います。

 

「水虫」というのは白癬菌というカビ(真菌)の感染症です。正式名称は「足白癬」です。

症状としては足に水ぶくれをつくったり(小水疱型)、指の間がふやけて皮がむけたり(趾間型)、足の裏が硬くなったり(角質増殖型)といったものです。

このような症状は足白癬に限らず、「異汗性(汗疱性)湿疹」といった皮膚炎でも出現することがあり、見た目だけでは区別しにくいこともあります。

「水虫」と思って受診される方の中には、足白癬の場合も、皮膚炎の場合もありますし、もともと皮膚炎がある足に白癬が合併していることもあります。

白癬菌は蒸れた環境が大好きなので夏に活発に増殖しますが、異汗状湿疹も夏に悪くなる方が多いので区別しづらいということもあります。

両者は治療が異なるので、最初にこれをはっきりさせておくことはとても大事です。

 

そこで皮膚科では、足白癬かどうかをはっきりさせるために、皮膚を採取して、皮膚の中の白癬菌を顕微鏡で直接見つけだします。

ここで白癬菌が見つかれば、足白癬と診断でき、適切な薬を選択することができます。

最近は市販の水虫薬もたくさん販売され、CMなどでも見かけますし、病院で出すのと同じ成分のものもあります。こういった薬は手軽ではありますが、使い方を誤ると「かぶれ」の原因になることがあります。そもそももし足に出ている症状が皮膚炎だった場合、水虫の薬をいくら塗っても良くなりません。

また、蒸れる時期が過ぎたり、とりあえず短期間水虫薬を外用するだけでも症状は軽減されることもありますが、根本的には白癬菌を完全に排除しなくては必ずぶり返します。夏を過ぎてからも治療をつづけるのがとても有効です。

夏も終わりが近づいてますが、足に思い当たる症状のある方、一度皮膚科の診察を受けてみてください!

 

 

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この足には感染しないかな。毛がモサモサですみません。

 

追加

この1年くらい、ジム通いを続けてますが、今回は結構ちゃんと続いてます。(何度目の入会でしょうか、、、)

若い頃はボールを追いかけるとかでないと走るのがしんどかったのですが、今は走ってるだけでも爽快です。

そのあとシャワーを浴びて帰ってくる訳ですが、ロッカー室で最後に足の裏と指の間をよく拭いて靴下をはくのが習慣です。

公共の足拭きマットにはたくさん白癬菌がいますからね。

ゴルフ場もそうですが、公共のロッカー室でやけに足を拭いている人がいたら、それは皮膚科医かもしれません。

日焼け止めもまめに塗っているようだと、ますます怪しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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