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「爪水虫」についても
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前回足白癬(水虫)について書きましたので、今回は爪水虫について。
爪水虫は爪の中への白癬菌の感染症で、正式名称は「爪白癬」です。
通常は足白癬が進行することで、爪の中にまで白癬菌が広がって起こります。
爪白癬では爪が厚くなったり、濁ったりしますが、侵入パターンとして足の白癬菌が爪の先端の下から爪の中に入り込むことが多いです。
そこで爪の裏側は脆くて厚くなるのですが、表面はしっかりした爪であることが多いです。
長年の靴が当たった刺激、年齢による変化、爪が抜けてしまった後での生え変わりなどでも、爪が厚くなったり濁ったりすることはありますので、やはり爪白癬と確定するには顕微鏡での検査が必要になります。
足白癬では塗り薬だけでも治りますが、爪までいくと薬がしみ込みにくい分塗り薬では不十分なことが多く、本気で治療するには飲み薬での治療をオススメしています。
飲み薬で治療しても、爪が生え変わるにつれて改善していくので、半年くらいはかかってしまいます。
また、飲み薬では肝臓などへの負担がかかる可能性もあり採血が必要であったり、飲み合わせに注意が必要な場合もあり、爪白癬の方全員が飲み薬での治療が出来る訳ではありません。
ごく最近、爪白癬専用の塗り薬が発売されました。発売されたばかりで私もまだその実力は体験していませんが、飲み薬に近いような効果が得られると、さらに治療の選択肢が広がってよいですね。
「あしはくせん」や「つめはくせん」は、入力変換すると「足は苦戦」、「爪は苦戦」と出るのですね。苦戦はしますが、治療は効果がありますので、気になる方は皮膚科でご相談ください!
追伸;スポーツの秋ですね!私もこの秋、久しぶりにフットサルをしてます。
フットサルのボールって固いですね、早速太ももの付け根を痛めました。。。
爪を治療する立場としては、爪は守らねば!
グリーンドームでもプレイしましたが、通用口から気持ちが高ぶります!!
思わず胸に手を当て、目を閉じました(三浦カズ)。