2005年6月11日(土)、12日(日)に、高崎市におきまして第21回日本臨床皮膚科医会総会・臨床学術大会を担当させていただくことになりました。北関東信越支部主催としましては、第7回新潟市(加藤吉策会頭)依頼、2回目の開催となります。この場をお借りして、ご挨拶申し上げます。

 2004年、加藤友衛会頭のもとで日本臨床皮膚科医会も20回の記念大会を成功裏のうちに終了し、来年21回目を迎えます。

現在、皮膚科においても数多くの学会があり、勉強・懇親を深める機会が増えました。しかしながら、それはある種の混乱も招いているようにも思われます。そのなかで、宮地良樹教授(京都大)は、本年から「卒後教育」に特化する日本皮膚科学会と「研究」に特化する日本研究皮膚科学会を同一週に行うという試み、Dermatology Weekを行い、成功させました。

そうした流れを考えますと、日本臨床皮膚科医会は、「臨床」に特化する学会として位置づけられるものと思われます。本年より、日本臨床皮膚科医学会は日本臨床皮膚科医会に名称変更がなされ、より「臨床」への特化がはっきりしたのではないでしょうか。

 節目のこの時期に開催される第21回大会のテーマは、「皮膚科を楽しもう!」とさせていただきました。「臨床」は常に模索と実践であることから、日常診療に即した内容を気楽に語り合えるような学術大会作りをしていきたいと考えております。

学会前日の「Meet the Expert in 伊香保温泉」もその一つです。ぜひこの機会にご活躍中の先生方との有意義な語らいの場にもご参加ください。また、今回、地域の医療活動にもスポットをあて、東京都皮膚科医会と神奈川県皮膚科医会には、医会として独自の企画の発表をお願いしております。このほかにもシンポジウムとして、「日常よく見る皮膚炎・湿疹について考察する」、「皮膚科の救急について」など、日常診療に結びつくような内容を企画しております。

高崎市は前橋市とならぶ群馬県の中核都市であり、会場は高崎駅ビル内のホテルメトロポリタン高崎で行ないます。東京から新幹線にて約50分で到着し、そのまま会場に入ることができます。来て頂いて良かったと思える学術大会作りをめざして、準備を行なっております。

多くの先生方のご参加を賜り、伊香保、そして高崎市でお会いできますことを心から楽しみにお待ち申し上げます。

                                                2004年10月吉日


 第21回日本臨床皮膚科医会総会・臨床学術大会

               会 頭  服 部  瑛


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