院長趣味



 極めて低レベルですが、多くのことに興味を持っております。
以下列記致します。


1)読書


かの有名な鎌田實先生が「がんばらない」(集英社文庫)で
「クローニンのような生活に憧れをいだいていた。
ぼくは医学部に行きたいと思った。」と語っていました。
私と同じ視点のように感じてとても嬉しく思いました。(2006年1月)



乱読です。若かりし頃、クローニンの「城砦」という本を読み医者になることを決意
しました。そうした意味では、私にとってはきわめて読書は決定的な意味を持ってい
ます。大学時代読んだ芹沢光治良の「人間の運命」も印象深い本でした。
最近は、曽野綾子さんのすっきりした生き方に共鳴しております。
老いの中での、沢村貞子さんの生きざまは立派だったと思われます。(1997年)

昨年、後輩から平安時代の絵巻物である「異本病草紙」を調べるように言われ、
最近は「医学史」的な書物を読む機会が多くなりました。
今、日本最古の医学全書「医心方」に挑戦しています。(1999年)

塩野七生著の「ローマ人の物語」はインパクトがありました。実際イタリアに行って
体感しました。(2000年)

「異本病草紙」の解釈を確認するために、中世の歴史書を
乱読しています。意外と歴史書の中で医学に関する視点が少ないことを知りました。
まだまだ挑戦できる世界のようです。(2001年)

現在、「平家物語」を読んでいます。(2002年)

相変わらず乱読です。しかしながら、若い時に比べてめっきり読書量が少なく
なりました。残された蔵書はなかなか捨てられません。先日、沓掛良彦先生(元東
京外語大学学部長)の別荘にお邪魔した時、その夥しい数の蔵書がきれいに並
べられて保存されていました。それはやはり貴重な歴史なのです。いずれ私も自分
の歴史を並べてみたいと思っています。(2003年)



2)オーディオ


その後、DYNAUDIOのテンプテーションに変更して感動、
これでスピーカーの浮気は止めます。
自宅ではなおマーチン・ローガンが美しい音をかなでています。
寝室では35年使用しているKEF104aBがなお、現役です。(2006年1月)



中学時代に父が購入した、その当時はじめてのステレオ装置から始まります。
幾多の無駄使いをしながら、現在はマーチン・ローガンの絶妙な弦の音、
そしてことにピアノの音が秀逸なTADスピーカー・ユニットを聞いております。(1997年)

その一部を「医家芸術」に書きました。
別項の「医家芸術」を参考にして下さい。(1999年)

全く変わっていませんが、どちらのスピーカーも年期が入って艶やかな、いとおしい音を
奏でてくれています。それは他人の評価ではなく、あくまでも私だけの独断的な評価です。
丁度夫婦や子供の関係と同じように感じております。そんな時出来・不出来は
関係ありません。
そして、自分の音をいとおしむことがとても大切だとますます感じています。
オーディオ雑誌やマニアの方々のあまりにも立派な世界は避けるようにしています。
音楽性や絶対音感などはそれぞれ異なるものです。
私は、私なりに音楽を満喫できればと、
今つくづくと納得しているところです。(2000年)

ついにいくつかの装置の故障が続発しました。しかし新品にはしません。
直しながらつつましく付き合っていこうと思っています。(2001年)

多忙のため、聞く機会がめっきり少なくなりました。
結局、モーツアルトが私の心を最もなごませてくれるようです。(2002年)

ついにDYNAUDIOのスピーカー(CONTOUR S5.4/R. W)を購入して
しまいました。アンプはマーチン・ローガン(スピーカー)と共有で、曲に応じて
使い分けています。それらの音楽は私に与えられた至福のひとときです。主に古典の
クラシックを聞いており、ますますマニアックになってきました。(2003年)




3)音楽鑑賞


オーディオの延長です。クラッシクが主ですが、JAZZも時々聞いています。
最近、友人の影響でオペラにはまりかけています。(1997年)

現在、NAXOSというレーベルが、安価で、とても良い音質で、そして
個性のある演奏を与えてくれると思っております。(1999年)

NAXOSはとても良い音質を持っていると思いますが、よく鳴らすためには
オーディオ装置をかなり選ぶようです。それよりもNAXOSが、
クラッシクのあらゆるジャンル取り組んでいることに感服しています。
クラッシクのエンサイクロペディアと思われます。
その姿勢に共感しています。まず聞くことがないであろう
あらゆるすばらしいクラッシク音楽が、安価に入手できます。
私は今、おそらくNAXOSによってしか知り得ないであろう
素敵なクラッシクに楽しく接しています。(2000年)

あまりにも沢山の世界をNAXOSによって知り、混乱しているのが現状です。
今は過去のCDを整理しつつ、私にとって意味のある音楽を厳選して
大切にしていきたいと思っています。(2001年)

ゆったりと聞くことができれば最高の幸せです。(2002年)

NAXOSは、とてもすばらしい演奏とともに、同じくらいつまらないものも
あります。曲目が多すぎて困っています。歴史上に残るべき曲目は、
やはり残っているというのが実感です。(2003年)



4)ゴルフ


すっかりヘタになってしまいました。80台で満足、
そしてそれを目指して自分との戦いです。
この感覚はゴルフをやっている方は理解して頂けると思います。(2006年1月)



開業してから、運動不足解消のため始めました。すぐ近くにゴルフ練習場があった
のも幸運でした。現在オフィシャル・ハンディは11です。
実感としてシングルになることはないと思っております。(1997年)

やはりシングルになっておりません。(1999年)

その後上達がないので、最近レッスンプロに習うことにしました。グリップあるいはスタンスなどが
いつの間にか少しずつ間違って変わっているのに気付かされました。(2000年)

寄せとパターが上手くなりました。いわゆる「おじさんゴルフ」です。
「歩く」ということと、「大切にプレーする」ことを心がけています。(2001年)

「歩く」ことと、「大切にプレーする」こと、
さらに「楽しむ」ことができれば最高です。
オフィシャル・ハンディは10になりました。(2002年)

多忙になったため、毎朝10回程度のスイングだけを繰り返しています。その甲斐あってか、
ゴルフ練習場に行かなくとも、85前後をキープしています。飛ばなくなった分、
寄せとパターが上手くなりました(おじさんゴルフ)。(2003年)




5)囲碁


残念ながら全くできません。碁盤がますます泣いています。(2006年1月)


大学を卒業してから始めました。黒と白の配置が美しく、特に高段者になるほど
その美しさが光るように思われます。現在、日本棋院の2段です。しかし、黒と白の配置に
ばかり目がいき、力碁には負けることが多いようです。(1997年)

1998年からインターネット囲碁を楽しんでおります。
お酒を飲んでから打つせいかポカが多く、戦績はあまりよくありません。(1999年)

多忙で、インターネット囲碁は出来ない状況です。
先日(2000年9月)自宅は、ケーブル・インターネットに入りました。
これを機会にまたインターネット囲碁を始めたいと思っています。(2000年)

ようやく購入できた「カヤ」の比較的よい基盤が泣いています。(2001年)

時にインターネット囲碁などを楽しんでいます。
囲碁ソフトで、ソフト側を黒(2子とか3子)にすると楽しめますよ。(2002年)

多忙のため全くできなくなりました。高価だった碁盤が泣いています。うら若き女
性がご相手なら頑張るのですが・・・・・。もちろん囲碁だけですが。(2003年)



6)チェロと謡


かろうじて謡は続けています。
この世界では「平家物語」・「源氏物語」がいかに大切かようやく理解できました。
家内は近藤乾之介先生(宝生流)から教わっているようです。(2006年1月)



最後にあえて加えてみました。偶然よい楽器に恵まれましたが、音痴のため、
全く上達しておりません。弦楽器を上手く弾ける人を尊敬してしまいます。(1997年)

最近、謡(宝生流)を始めました。そのためチェロにはご無沙汰です。(1999年)

チェロは相変わらずご無沙汰です。替わってCD音楽で楽しんでいます。
謡の方は初級本は終え、何度も謡いつつ次の段階に進んでいる最中です。
何故?と思いながら、謡うと落ちつくのです。実に不思議な、奥深い世界です。(2000年)

謡の方がチェロよりも私にはましなようです。
結婚式で「高砂」を謡いたいのですが…。(2001年)

昨年、結婚式で「高砂」を謡いました!
レパートリーを広げているところです。(2002年)

謡はなお続けています。初級本を中心に何度も何度も繰り返しています。
家内は7月「宝生会館」で舞いました(羽衣)。私の謡はいつでしょうか。
チェロは時間さえあれば再会予定でいます。(2003年)



7)「医家芸術」


「自分史は意味がない」という『医家芸術』の某先生のご意見に接し、
昨年暮退会しました。その通りかも知れません・・・。(2006年1月)



1998年、高崎医師会の豊泉清先生のご紹介で入会しました。
随筆・紀行文などなるべく投稿するように心掛けております。

毎月なんとか書いています。あくまでも自分史なのだろうと思っています。
その程度だけなのでしょう。(2000年)

とにかく投稿を続け、40編ほどになりました。(2001年)

なるべく毎月投稿するように心掛けています。
何人かの先生が読後感など、お手紙を送ってくれます。
嬉しい出会いです。(2002年)

毎月投稿しています。しかし今後公務が多忙になるためしばらく中止せざるえません。
充電期間かもしれません。ちかぢかこのHPにそれらを掲載しますので、
興味のある方はお読み下さい。(2003年)




8)茶道


毎日朝、妻と私の茶を点てています。
5年以上ですからお作法は別にしても私の茶はおいしいはずです。(2006年1月)



1999年8月より高崎藩直伝の茶道「家藤家御家流」を教わっています。
安藤家の御宗家が東京から高崎市に月に一度いらしてくださいます。
ほとんど知られていない「武家茶」です。楽しいお話を聞きながら、
のんびり楽しんでいます。(2000年)

昨年暮、「忠長卿追福茶会」で人前で始めて点前をしました。
大変緊張しました。
(興味のある方は、「医家芸術」の「忠長卿追福茶会」を
お読みください。)(2002年)

重大発見!毎日抹茶を飲んでいたら(約2年間)、総コレステロール値が正常に
なりました(272から212!)。茶道は別にして茶は絶対に身体にいいですよ。
(2003年)




この歳になってようやく、すべてのことが貴重なチャンスなのだと感じ入っております。
多くの有能な方々を知るにつれ、私の無能さを実感しています。
無能だからこそ、人生は逆に楽しく生きられるのかもしれません。
何故ならば“努力”することが沢山あるのですから・・・・・。(2006年1月)



1)−8)まで最近は適当に楽しんでいます。50歳を過ぎた今、趣味を通して
人生を楽しむことができるなら、最高の幸せだと思っています。(2000年)

同じ気持ちです。「50の手習い」で、今しかできないと納得しつつ、
少しずつ努力しているところです。(2001年)

趣味をゆったりと「大切にする」ことを心掛けています。(2002年)

私の実感として、趣味は忙しい時にこそやるべきだと思います。定年になってからと
いうのは嘘だと思っています。「50の手習い」でもいいと思います。いろいろな方や
患者さんのご意見をお聞きしてそう思いました。今さまざまなチャンスを与えられた
ことに感謝しています。(2003年)