はっとり皮膚科医院 Hattori dermatology clinic

院長ブログ

日常の業務や医療についてなど、思いついた雑多なことなどを書き綴ります。

爪水虫が治りにくいときに、、、

昨年8月に「爪水虫」の治療について紹介しました。

その時、これまで飲み薬でしか治療できなかった「爪水虫」が、塗り薬だけでも治療できるようになってきたというお話をしました。

今年になり、「爪水虫」専用の塗り薬がまた新たに発売され2種類になり、選択肢が広がりました。

抗真菌剤の成分や、薬剤(液体)が容器から出てくる仕組みなどは異なりますが、どちらも十分に効果的で、飲み薬で治療する機会もこの2年間でだいぶ減ったように感じます。

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むしろ、これまで飲み薬の治療で完治できなかったような方でも、塗り薬を上手に使うことで完治できる例も出てきました。

そもそも、飲み薬治療で治りにくい爪水虫のタイプはこれまでも指摘されていました。

1. 爪の表面のみに病変のあるタイプ

2. 爪の先端が浮いてしまっているタイプ

3. 病変が楔(くさび)状や線状のタイプ

4. 病変が爪の側縁に限定しているタイプ

5. 爪全体が厚すぎるタイプ

飲み薬は、薬剤成分が血中から爪に達して効果を発揮します。十分に爪に薬剤が行き渡らなかったり、爪の根元では良くなっているのに伸びてくれないので置き換われないような状態では治りにくいのです。

塗り薬の治療でも同様のことは言えるのですが、塗り薬の場合は病変部にダイレクトに薬剤を付けることができる点で有利です。

上記の1.-4.のタイプでは塗り薬がしっかり塗れれば十分に治せるようになっています。(昨年8月のブログでも写真でお示ししました。)

 

ただそれでも治りにくい場合、当院ではさらに薬剤が直接病変部に届きやすくするように工夫を行っています。

例えば、爪を専用の器械で削って薄くすることもそのうちの一つです。

爪白癬削り

6カ月間塗り薬を続けましたが、まだまだ全体に爪の厚みが残っています。この段階で全体的に削ってみました。

その後塗り薬を続けたところ、その3カ月後には明らかに爪の色が透明調なところが増え、改善しているのが分かります。

 

爪水虫に限った話ではありませんが、塗り薬の効果をしっかり出すにはそれなりにコツがあります。

皮膚科では塗り薬を扱う機会も多いですし、そのような情報もお届けしながら、効率良く治療したいと思っています。

 

追伸

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 高崎のある牧場からの1枚。

少し曇ってますが広く街が見渡せました。

みるく味のソフトクリームを美味しく食べながら、気になったのは、、、

牧場特有の「おいに〜」!

かといって、逃げたらソフトクリーム溶けちゃうし、これも味付けの一つでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

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